現役世代

【宿命の対決再び】春季奈良大会決勝・智辯学園戦

春季近畿地区高校野球大会奈良県予選 決勝・成績

2023/5/13(土)
春季奈良大会決勝@佐藤薬品スタジアム
智辯学園
101 000 141-8
101 000 200-4
天理
(智)藤田-高良
(天)麻田、嶋川、村上-赤埴克
本;赤埴克①(天)
二;川原崎、池下(智)赤埴克(天)

試合内容

1回表;一死2塁から3番松本の左前タイムリーで智辯学園が1点先制。0-1
1回裏;一死走者なしから2番赤埴克が右越にソロホームラン。赤埴克の今大会第2号で天理同点、1-1
3回表;一死1、2塁から4番中山の中前タイムリーで智辯学園勝ち越し。1-2
3回裏;二死2塁から4番松本の中前タイムリーで天理同点。2-2
7回表;無死3塁から2番山崎の犠牲フライで智辯学園勝ち越し。2-3
7回裏;一死1、2塁で1番下林が三ゴロ、二塁封殺後一塁送球が逸れる間に1点奪い天理が三度同点。さらに二死2塁で2番赤埴克左前タイムリーで1点。天理この試合初めて勝ち越す。4-3
8回表;無死満塁で9番藤田が右前タイムリーで1点、さらに右翼手大谷が打球を逸らす間に2者生還。なおも無死3塁、1番川原崎の犠牲フライで1点。智辯学園がこの回一挙4得点を奪い逆転。4-7
9回表;一死二塁から7番砥出の左前タイムリーで1点。4-8
9回裏;最後の攻撃は三者凡退に抑えられ試合終了。智辯学園藤田投手完投勝利、4-8
※智辯学園は春季大会2年ぶりの優勝、5/27〜開催の近畿大会へ出場

昨秋に続く智弁学園との対戦、今度は春季大会決勝での顔合わせとなった。1回表に智辯学園に先制を許すも直後裏の攻撃で同点、その後3回に1点を勝ち越されるも直後の攻撃で得点を奪い返し、点を取られては取り返すという両者譲らぬ展開で中盤までは接戦に。
7回裏に天理が相手のミスも絡んで2点を奪いようやくリードを奪うも、直後の8回表に一挙4点を許し勝負あり。終盤に突き放される形で今世代2度目の対戦は智辯学園に軍配、天理の春季奈良大会は昨年に続く準優勝で幕を下ろした。

天理は2年生左腕麻田が今大会発先発、四死球6こそあったが7回3失点と強力打線相手に試合を作った。打線は今日もきっちりチャンスを活かし、7回までは失点直後に3度追いつく粘り。今大会下級生の活躍が目立つ中今日は上級生中心の布陣で臨み宿敵相手に意地を見せた。特にこの大会ややあたりの少なかった2番赤埴克がソロホームラン含む3安打2打点、スリーベースが出ればサイクル安打という固め打ちで存在感を発揮した。
悔やまれる部分としてはやや多かった与四死球、この試合3投手合計で10個を数えた。これをことごとく得点に結びつけられ、またタイムリーエラーも重なり決定的なリードを許す形に。終始雨が降る中での試合となり厳しいコンディション。投球への影響も多分に考えられるが、もらったランナー・チャンスを逃さなかった智辯学園打線が見事。全国区のチーム相手には僅かな隙も命取りということを再確認させられた。

昨秋の敗戦をバネにこの春も奈良、そして近畿の頂点を目指した戦いだったが悔しい敗戦となりました。ただこの悔しい負けが夏でなくて本当によかった…
今日は智辯学園にリベンジを果たされたが夏はまたやり返す姿を見たい。昨秋からの戦力に頼もしい新入生も加わり収穫もあった春季大会。夏こそは奈良の頂点を奪取し甲子園を取り返す、113代の”覇氣”、意地に期待しつつこれからも応援させていただきます。
ひとまず春季大会、本当にお疲れ様でした!

ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!