現役世代

夏の甲子園1回戦・山梨学院戦

第104回全国高校野球選手権大会1回戦・成績

2022/8/8(月)
第104回全国高校野球選手権大会1回戦@阪神甲子園球場
山梨学院
000 000 001-1
000 101 00X-2
天理
(山)山田、榎谷ー佐仲
(天)南澤-山村
二;戸井2、山村(天)岩田、岳原2(山)

試合内容

選抜に続いての甲子園、夏は5年ぶりの出場となった今大会は、1回戦大会三日目の登場となった。同じく選抜出場の山梨学院との対戦。強力打線に対しエース南澤の粘投、そしてその南澤を中心とした堅い守りで強打の山梨学院を抑え、ロースコアの接戦を制し5年ぶりの夏の甲子園での勝利を挙げた。選抜では星稜を相手に延長戦で惜敗、その悔しさを晴らす112代として初めての甲子園での勝利。大きな大きな白星となった。

4回裏;一死から4番戸井がレフト線へのツーベースヒットで出塁。二死2塁となってから6番内藤のセンター前タイムリーヒットで天理が1点先制。
6回裏;二死から4番戸井がライトへのツーベースヒットで出塁、続く5番山村が初球を捉えレフト線へのタイムリーツーベースで1点。二死から連続ツーベースで大きな1点。
9回表;二死1塁から7番岳原のタイムリーツーベースで1点。なおも同点のランナーを2塁に置いたが、最後の打者をセカンドゴロに打ち取って試合終了。

ここまで点の取り合いの多かった今夏の甲子園で、強力打線を要する両校が1点を争う投手戦を演じた。奈良大会から少し打順を組み替えて臨んだ甲子園初戦。初回無死1、3塁のチャンスこそ逸したが、その後は4番に座った主将戸井がそれぞれ2塁打でチャンスを作り2得点。5番山村、この試合6番の内藤と秋から中軸を張るバッターが勝負強さを発揮。この試合先発の山田、県大会エースナンバーの榎谷といった好投手を揃える山梨学院からしぶとくワンチャンスをものにした。
投げては先発したエース南澤が強力山梨学院打線に対し低めに集める丁寧な投球で得点を与えず、ヒットを打たれランナーを出しても粘り強く投げ抜いた。守備面でもセカンド藤森が球際強く、ファールフライを空中でキャッチするなど好守連発。野手を信頼して投げられたと南澤の言葉通りノーエラーの堅い守りがエースを盛り立てた。南澤は9回二死まで無失点、最後に1点を返されるものの気持ちを切り替え後続を断ち、見事1失点完投でチームを勝利に導いた。

天理の伝統そしてこのチームの持ち味でもある堅守を存分に発揮し、守備からリズムを作る自分達の野球を甲子園でも展開。選抜で悔しい思いをしたこの夢舞台で、今度は見事に1点差の試合をものにして勝利を収めた。またこの試合に向け、奈良大会決勝で戦った生駒高校から横断幕を受け取るなど力強いエールを受けた天理高校。生駒高校を始め奈良大会で戦った全てのチームの思い、そして全ての関係者の思いを”繋”ぐ1勝となった。

次戦2回戦は長崎の海星高校との対戦が決定。海星は初戦の日本文理戦を11−0と快勝。好投手田中擁する日本文理投手陣に14安打を浴びせ、投げてはエース宮原が甲子園完封一番乗り、投打に噛み合い初戦を突破しました。プロ注目の本格派右腕宮原、変化球駆使の向井という投手陣を中心に守りが固い海星。初戦は堅守で何度もピンチを凌いでリズムに乗り、振り切る打線はヒットを繋ぎあれよあれよの11得点でした。
2回戦も手強い相手になりますが、初戦のような落ち着きと守りから崩れることさえなければ、天理の方もリズムに乗り攻撃へと流れを繋ぐ野球を展開してくれるでしょう。また打つ方は点の取れない展開も経験し、各打者次こそはと期する部分もあるかと想像します。
次戦も変わらず自分達の野球を。好ゲームそして勝利を願います!

ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!