現役世代

【終盤の地力、底力】秋季奈良大会3回戦・香芝戦

秋季近畿地区高校野球大会奈良県予選 3回戦・成績

2023/09/18(月)
秋季奈良大会3回戦@佐藤薬品スタジアム
天理
030 014 104-13
000 030 000-3
香芝
(天)麻田、酒井、木ノ下-永野、石黒
(香)津岡、畑、上原、山田-弓場
本;石黒②(天)
二;冨田、大谷、下坊2、吉田(天)河原、津岡、東(香)

試合内容

2回表;一死1塁から6番冨田のタイムリー二塁打で先制。さらに二死満塁から1番下坊左前2点タイムリー。天理3点先制。3-0
5回表;一死2塁から4番松本中前タイムリー。4-0
5回裏;無死1、2塁で7番津岡タイムリー二塁打。さらに一死2、3塁から2連続捕逸で2者が生還。香芝が一挙3得点で一点差に。4-3
6回表;一死1、2塁から1番下坊左前タイムリー。続く一死2、3塁から2番赤埴犠牲フライで1点、3番大谷タイムリー2塁打で1点、4番松本内野安打の後相手悪送球で1点。この回一挙4点追加。8-3
7回表;二死1塁から1番下坊タイムリー二塁打。9-3
9回表;無死2塁で8番石黒左越ツーランホームラン。さらに打線繋がり一死2、3塁で3番大谷右前タイムリー、4番松本犠牲フライ。この回計4点追加。13-3
9回裏;最終回は3人目の左腕木ノ下が登板。先頭にヒットを許すも後続を打ち取り試合終了。13-3

天理は2回表に3点先制、5回表にも1点を追加するも5回裏香芝打線に繋がれ3失点、4−3と一点差で前半5回を折り返す。接戦の様相を呈した前半だったが6回4点、7回1点、9回4点と後半一気に突き放し、終盤に地力を見せベスト8進出を決めた。
1番下坊が4安打4打点、3番大谷4番松本がそれぞれ3安打2打点。この試合で復帰した大谷が3番に加わった上位中心に打線が繋がり終盤のビッグイニングを創出。今秋初スタメンの冨田や今日は途中出場だった吉田にも当たりが出て、締めは試合途中からマスクを被った石黒のツーランホームランからの4得点。記録に残らない守りのミスは出たものの、二試合連続二桁安打二桁得点での勝利となった。
投げては今日も先発のエース麻田が6回3失点、うち2点はバッテリーエラーと自責点1で試合を作った。その後は公式戦初登板の1年生右腕酒井がいきなりの三者三振など2回無失点で香芝の勢いを断ち切り、初戦に続いて2年生左腕木ノ下が最後を締めこの試合も継投で勝利をおさめた。

香芝は天理の麻田を積極的に攻め前半5回までで6安打3得点、序盤は4−3と接戦に。アウトの打球も捉えた当たりが目立ち攻撃での流れを渡さない。投げては先発津岡が巧みに打ち取り序盤はフライの山を築く。最終的に4投手による継投、投打で天理相手に喰らい付いたもが、相手打線三巡目からは捉えられ終盤に突き放される形となった。

次戦準々決勝は奈良大附との対戦。奈良大附とは今年春夏に続き3季連続での対戦が決まった。特に今夏初戦15-14の死闘は記憶に新しく、その時のメンバーを初めセンターライン中心に経験者を揃え今世代も実力十分。先代公式戦で勝ち星をあげられなかった分今世代の勝利への執念は強い。準々決勝で近畿大会出場に向けた最初の難関を迎える。
ここまでは出場選手が各々に結果を残し、大量点差で勝ち上がってきた天理だが、準々決勝からは改めてその力が試される。そんな中例年よりも多くの練習試合を消化し、試行錯誤ながらベストオーダーに近い状態になってきた現状。また2週間程の間が開くものの、次戦も各投手各打者が持ち前の実力を存分に発揮することを期待。強豪奈良大附に対しその力を見せつけたい。

ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!