現役世代

【天理114代の初陣】秋季奈良大会2回戦・郡山戦

秋季近畿地区高校野球大会奈良県予選 2回戦・成績

2023/09/03(日)
秋季奈良大会2回戦@佐藤薬品スタジアム
天理
336 102 4-19
020 040 0-6
郡山
※7回コールド
(天)麻田、木ノ下-永野、前岡、石黒
(郡)南方、松井虹、南方、松井虹-北川
本;吉田③、下坊①、松本①(天)
三;赤埴(天)
二;下坊、永末、赤埴、吉田、伊藤(天)西尾(郡)

試合内容

1回表;無死3塁から2番赤埴の右前タイムリーで天理先制。その後5番藤原中前タイムリー、7番冨田右前タイムリーで2点追加、初回に3点を先制。3-0
2回表;無死1塁から2番赤埴のタイムリー三塁打で1点、続く3番永末タイムリー二塁打。さらに二死3塁で6番吉田左前タイムリーでこの回3点追加。6-0
2回裏;二死1、2塁から8番西尾タイムリー二塁打、なおも二死満塁で1番南方左前タイムリーで郡山が2点を返す。6-2
3回表;一死満塁から遊ゴロエラーで1点、4番松本犠牲フライで1点、5番藤原羽前タイムリーで1点。さらに二死2、3塁から6番吉田がレフトへスリーランホームラン。天理この回一挙6得点。12-2
4回表;二死から1番下坊がレフトへソロホームラン。13-2
5回裏;一死2、3塁から2番古賀タイムリー内野安打で1点。その後一死満塁で5番松井虹の二ゴロ本封後の三塁悪送球で1点、さらに二死2、3塁から6番北川左前2点タイムリー。郡山もこの回4得点のビッグイニング。13-6
6回表;二死1、3塁から2番赤埴の2点タイムリー二塁打。15-6
7回表;この回先頭の4番松本がライトへソロホームラン。無死1塁から6番吉田タイムリー2塁打、さらに無死3塁で8番木ノ下中前タイムリー、続く9番代打伊藤がタイムリー二塁打。この回計4得点で突き放す。19-6
7回裏;4回からリリーフの木ノ下が最後の打者を三振に打ち取り、7回コールド試合終了。19-6

天理VS郡山という伝統のカードとなった秋季大会初戦は、序盤から猛打を発揮した天理が粘る郡山を振り切って勝利を収めた。
新チーム初陣の天理はスタメンに1年生5人が名を連ね、途中出場も含めると計7人が出場。今春から台頭した実力目覚ましく打って打って打ちまくった。初回先頭の下坊がいきなり二塁打で出塁すると続く2番赤埴が右前タイムリーで続き、打者二人で幸先良く先制。そのまま初回に3点、2回にも3点を奪うと、2点返された後の3回表には6番吉田のスリーランなどで一挙6点を奪い試合を決めた。13-6で折り返した後半戦も6回7回でさらに突き放し、17安打19得点3本塁打で7回コールド勝ち。
出場した1年生選手に限っても計12安打13得点と圧巻の成績。一方で5番藤原は勝負強く決め、4番主将松本は試合を締める会心の一発を放ち、1・2年生がそれぞれに存在感を発揮した。
投手の方は前チームから経験豊富な2年生左腕二人のリレーで決めた。今夏厳しい局面を何度も経験した麻田がエースナンバーを背負い先発。大量リードに支えられ3回2失点でマウンドを降りると、リリーフ木ノ下が相手打線に粘られながらも4回を投げ抜いた。両投手とも失点したイニング以外は危なげない投球を見せ、郡山打線の対応を見るや配球を工夫した捕手陣のリードも功を奏した。

郡山は序盤からの大量ビハインドにも防戦一方にならず、終始天理相手に喰らいついた。先発に変則左腕の南方を据えたが対応され厳しい投手運用を強いられたものの、天理先発麻田の直球を狙い撃ち2点を返した2回裏、無得点ならコールド確定というところで盛り返した5回裏の攻撃は、ただでは終わらないという意地を感じさせる攻撃だった。

次戦3回戦は香芝との対戦。約2週間の間が空くが、この打線に今日は未出場だった巧打者大谷が加われば打線はさらに恐ろしいものに…
2022年春、当時1年生ながら公式戦デビューを果たした松本・大谷らが最終学年となった114代。そんな経験豊富な2年生世代に割って入り、結果も残した1年生がこれだけ現れたというのは今後に向けての好材料。今夏も経験した下坊・赤埴には落ち着きすら出てきた。
先代が惜しくも逃した甲子園出場に向け、まずは選抜を、及びそれに向けた近畿大会出場をなんとしても掴み取りたい。次も一戦必勝で臨む。

ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!