春季近畿地区高校野球大会奈良県予選 準決勝・成績
2024/5/11(土)
春季奈良大会準決勝＠佐藤薬品スタジアム
郡山
000 000 01 －1
112 011 02x－8
天理
※8回コールド
（郡）光谷、南方、松井虹ー西尾、北川
（天）木ノ下、松村、鍵本ー豊田、永野
三；永末（天）
二；伊藤（天）辰己、西尾（郡）
試合内容
1回裏；一死2，3塁から4番松本の犠牲フライで天理1点先制。1-0
2回裏；一死2，3塁から9番岡田中前タイムリー。2-0
3回裏；二死1、2塁から7番伊藤左中間2点タイムリー二塁打。4-0
5回裏；二死3塁でパスボールにより1点追加。5-0
6回裏；無死満塁で3番永末の犠牲フライで1点追加。6-0
8回表；一死2、3から2番辰己右前タイムリーで郡山が1点を返す。6-1
8回裏；二死2塁で3番永末左越タイムリー3塁打、さらに4番松本中前タイムリーでこの回2点を追加しコールド成立。8-1
智辯とのライバル対決を制した準々決勝から1週、昨秋2回戦に続く顔合わせとなった郡山との準決勝。序盤から着実に得点を重ねた天理が粘る郡山を退け勝利。春季大会4年連続の決勝進出を決めた。
初回主将松本の犠飛による先制点から始まり1回から3回まで毎回得点。犠打、盗塁も駆使し前半5回まででリードを5点に広げた。8回表に郡山に1点を返されるも、直後の8回裏に2点を奪い最後はコールドで試合を決めた。
投げては3年生左腕木ノ下が3回戦高田商業戦以来の先発マウンドへ。5回まで無安打6奪三振の圧巻の投球で試合を作ると、松村・鍵本両右腕に繋ぎ3人の継投で郡山に流れを渡さず勝利をものにした。
昨秋2回戦、114代最初の公式戦を戦った郡山との再戦。昨秋同様に攻守に粘りを見せた郡山は、序盤からピンチを招いてもビッグイニングを許さず天理に食らいついた。結果コールドゲームとはなったものの、目先を変えピンチを凌いだ守りと一挙集中の攻撃はさすが伝統校の野球。夏のシード権を獲得し今夏注目の1校に間違いない。
この試合で放った14安打のうち12本が単打、3つの犠打飛に4盗塁も絡めて着実に得点を積み重ねる野球をこの準決勝でも展開。藤原新監督の野球の浸透、現選手との噛み合いを感じさせる試合となった。また背番号11左腕木ノ下が完璧な投球を見せ、初戦のエース麻田、前戦の2年生下坊に続き投手陣の仕上がりも感じさせる。
次戦の決勝は明日5/12に橿原との対戦が決定。過去4試合難敵や強豪相手に変わらず貫いた野球を次戦も展開したい。4年連続の決勝進出も優勝は2011年以来ない春季大会。13年ぶりの春季大会優勝そして春季近畿大会進出へ次戦も何としても勝利を掴みたい。今春新しくなった天理野球で春の奈良・近畿の頂点へ、そしてそれを自信に最後の夏の頂点まで突っ走れ。次戦の戦いにも期待です！
