令和6年秋季近畿地区高校野球大会 1回戦・成績
2024/10/21(月)
秋季近畿大会1回戦@ほっともっとフィールド神戸
天理
020 030 000-5
000 000 001-1
和歌山東
(天)下坊、伊藤ー石井
(和)西岡、中西、清水ー田﨑
二;榎本(和)
試合内容
2回表;二死2,3塁からワイルドピッチの間に二者生還。2−0
5回表;二死1塁で2番永末左前安打、相手野手の打球後逸の間に1塁走者生還。さらに二死2,3塁で4番冨田左前2点タイムリー。5-0
9回表;無死2,3塁でショートゴロの間に1点。しかし後続を抑え、最終回二死から登板の伊藤が最後を締めて試合終了。5-1
5回まで毎回安打の計8安打で5得点、先制点を奪いエース下坊の好投で流れを渡さなかった天理が近畿大会初戦を突破した。
2回に暴投で2点先制の後、5回には4番冨田のタイムリーなどで一挙3点。前半5回まで毎回の7安打で5得点を挙げ試合の流れを決した。投げては先発のエース下坊が8回2/3を3安打1失点の好投、最後のアウトは県大会でも好投の伊藤が締めた。
この試合の8安打は全て単打。しかし走者が出てからの徹底した進塁に繋げる打撃に、積極的に次の塁を狙う走塁でチャンスを拡大。2回の先制の場面では3塁走者だけでなく2塁走者も一気に生還、3回は左前打の永末が相手守備の乱れの間に一気に3塁を陥れる等次の塁への意識の高さは赤埴主将談の通り。奈良大会で見せた普段通りの攻撃でタイムリー1本ながら5点を奪った。先発のエース下坊は制球とキレよく打たせて取り、要所では空振りも奪い相手打線を寄せつけず。あわや完封の好投で緊張の近畿大会初戦大きな一勝を手にした。
和歌山東は試合序盤からランナーを背負う場面が続いたが一本を許さずピンチを切り抜けたが守備の綻びにつけいられ複数得点を許す形に。最終回に1点を返すも8回まで2安打と苦しめられた。
しかしアウト一つやピンチを凌いだ際の雄叫びに負けん気。和歌山大会決勝では智辯和歌山を抑えこみ相手を上回る11安打を放ちながら1-0の敗退。その善戦よろしく奈良大会好調の天理打線相手にも粘り強くピンチを凌ぎ続けた。2022年選抜に出場、一度火がつくと止まらないチームカラーは健在で春以降の躍進にも期待がかかる。
次戦準々決勝は滋賀2位・滋賀短大附との対戦が決定。エース左腕桜本の好投で大阪1位の履正社を破った難敵と、選抜当確ラインベスト4をかけた一戦となる。
ここまで接戦の多い近畿大会の中でも、投手の好投と手堅く着実な打撃の野手陣の活躍で初戦を勝ち切った。この自分達の野球ができれば怖いものはない。
次戦も一戦必勝!目の前の一球一打一試合を大切に、今秋の近畿を着実に勝ち上がりたい