115代最後の夏、甲子園出場をかけた奈良県大会の組み合わせが決定。昨秋と今春の奈良大会を制し、昨夏に続きシード校として挑む夏。初戦の2回戦を7/19(土)に控え、天理のラストサマーが幕を開ける。
第107回全国高校野球選手権大会奈良県予選
7/19(土) 14:00〜
2回戦 連合A @さとやくスタジアム
大会の組み合わせは以下の通り↓↓
※引用:奈良県高校野球連盟公式HP
http://www1.kcn.ne.jp/~nhsbbf/and/2025natu-kumiawse.pdf
昨夏と同じDブロックに組み込まれた天理の登場は大会終盤、そして組み合わせ的にも初戦一番最後の登場となる。初戦は第3試合に組み込まれるが以降勝ち進めば準決勝まですべて第2試合の登場となり、もっとも暑さ厳しい時間帯での戦いを強いられる。この春底上げを見せた投手陣が早くもその力を試されるだろう。
初戦の連合Aに始まり、同じDブロックには奈良北・御所実業といった実力校が控える。隣のCブロックには奈良大附が控え、春の県大会決勝の再現があるとすれば、両校か勝ち進んだ準決勝で相まみえることとなる。
その他シード校についてはAブロックに橿原学院、Bブロックに奈良が組み込まれた。特筆はBブロックで、智辯学園-高田商業の注目の対戦がいきなり初戦の2回戦に訪れる。そしてその勝者はシード校奈良との対戦の可能性が有るとあり、Bブロックは序盤から県内屈指の強豪がぶつかり合う”死のブロック”となった。
今世代で秋春と奈良大会を優勝、新チーム以降県内無敗を続け選抜も経験した天理。県内屈指の投手陣を擁し今春準優勝、春の近畿大会で県勢唯一の白星を挙げた奈良大附。夏2連覇中で経験十分に虎視眈々3連覇を見据える智辯学園。秋準優勝春3位、秋春連続近畿大会出場の実力校奈良、この4校が中心か。智辯高商のカードを除けば実力校が均等に分散しどこが抜けるか見えにくい。107回の夏の奈良も激戦必須の組み合わせとなった。
なお勝ち進んだ場合の日程は以下の通り。
2回戦 7/19(土)14:00〜 vs連合A
3回戦 7/22(火)11:30〜 vs磯城野or西大和学園
準々決勝7/24(木)11:30〜 vs県立大附or奈良北or西和清陵or御所実業
準決勝 7/26(土)11:30〜 vs???
決勝 7/28(月)10:00〜 vs???
※全てさとやくスタジアムにて開催
先述の通り昨秋・今春の奈良大会を制覇し、新チーム以降県内10連勝中。しかし今春県勢唯一の選抜出場も悔しい初戦敗退。春の近畿大会も初戦で智辯和歌山に敗れ、近畿や全国の舞台では力を出しきれず苦しんだ経験が多い。この悔しさを晴らすのは、今世代の奈良で唯一自分たちだけが踏んだあの聖地に戻るのみ。県内無敗も何のその、選手たちが見据えるのは甲子園であり、そこでの勝利だ。秋春の県大会と近畿大会、選抜甲子園と着実に積んだ経験と力、今夏も目の前の一戦に全集中で臨む。
昨夏は智辯学園に準々決勝で敗れ、その智辯学園は甲子園ベスト8の躍進。今夏は天理が、その存在甲子園にありという活躍を見せたい。”甲子園の悔しさは甲子園で晴らす”、選抜初戦敗退の日誰もが思ったその想いを果たす時、最後の夏はいよいよそこまで来た。
力を出し切れず悔やんだその想い、これまでの全てをぶつけて夏の頂点へ進め、天理115代!
