令和7年秋季近畿大会奈良県予選 準決勝・成績
2025/10/4(土)
秋季奈良大会準決勝@さとやくスタジアム
橿原学院
100 002 002-5
300 400 00X-7
天理
(橿)吉村、山口、菅田、川井ー森田
(天)橋本、新井、岡田ー國廣
二;関村、岡田(天)堀川空(橿)
試合内容
1回表;二死1.3塁から5番中山左前タイムリーで橿原学院先制、0-1
1回裏;一死2.3塁から遊ゴロ失で同点。さらに5番関村犠牲フライ、6番田畑左前タイムリーで3得点逆転。3-1
4回裏;無死満塁で9番橋本スクイズで1点、悪送球でさらに1点。続く無死1.3塁で1番前田右前タイムリー。さらに一死1.3塁で3番金本犠牲フライ。この回一挙4得点。7-1
6回表;一死2.3塁から暴投で1点、さらに6番堀川左翼線タイムリー二塁打。7-3
9回表;二死満塁で2番網本右前タイムリー、さらに3番大庭タイムリー内野安打。2点差と迫られなおも二死満塁と続くも最後の打者を空振り三振で試合終了。7-5
初回に先制されるも直後裏の攻撃で逆転。中盤に集中得点で突き放すと、3投手の継投で橿原学院の追い上げを振り切り、雨中のせめぎあいを制し決勝進出を決めた。
1点を追う1回裏に4番中西の遊ゴロ失ですぐに追いつくと、5番関村犠飛、6番田畑タイムリーで計3点を奪いこの試合も先制を許した直後に逆転。中盤4回裏には無死満塁から相手エラーも絡みながらスクイズ、タイムリー、犠飛と一挙4得点で畳みかけた。攻撃は相手より少ない6安打で7得点、タイムリーはわずか2本ながら犠打犠飛を絡め着実に加点。先発橋本は先制こそ許したものの5回途中を1失点。続く新井・岡田も失点こそ許したがリードを守り切った。雨中のコンディションでピリッとしない場面もありながら、この試合も3投手の継投であと一押しを許さず橿原学院の猛追を振り切る。野手は無失策の守りで盛り立て、点の取り合いをしぶとく制した。苦しみながらも2年連続の秋の近畿大会出場を確定とした。
橿原学院は序盤から積極的に攻め、天理の左右3投手全員から得点を奪う。9回は3人目岡田の気迫の投球に対し直球を真っ向から打ち返し2点差まで攻め寄るもあと一歩届かず。1番森や4番川井ら個のポテンシャル高い選手を揃え次戦の3位決定戦へ近畿大会の望みをつなぐ。
次戦決勝は智辯学園との対戦が決定、今夏奈良大会決勝の再戦が実現する。杉本-角谷のバッテリーを中心に前チーム経験者を要し、投手を中心とした総合力は県内屈指。準決勝を完投零封したエース杉本の登板はやや考えにくいが、夏のリベンジと奈良1位の座をかけ天理に臨む。
天理は準決勝を温存したエース長尾が控えるが、スタイルは複数人の継投。相手のペースでも目先を変えて対応したい。打線は安打の率こそ高くなくとも着実にチャンスを作りものにする、ノーヒットでも1点取れるのが今年の形。これまで通りの戦い、掲げる”究極の守り勝つ野球”が智辯との決勝でも実現できるか。いつの時代も負けたくない、負けられないのが対戦。自県開催の近畿大会へ、1位・王者として望むべく両校の意地が再び次戦でぶつかり合う。