第104回全国高校野球選手権奈良大会2回戦・成績
2022/7/14(木)
選手権奈良大会2回戦@佐藤薬品スタジアム
関西中央
000 000 0-0
002 160 X-9
天理
※7回コールド
(関)上杉、吉永-梶田
(天)南澤-山村
本;大城③、重舛①(天)
二;松本、内藤(天)
試合内容
2ホーマー含む9安打9打点に、投げてはエース南澤が7回完封と投打に噛み合い快勝した天理。静かな立ち上がりとなった序盤から3回以降で捉え、一気に仕留め7回コールドで試合を決した。
3回裏;無死1、2塁から2番松本にバントを命じて一死2、3塁としてから3番戸井がセンターへ犠牲フライで1点先制。尚も二死3塁から4番内藤のレフト前タイムリーで2点目。緊張の初戦の先制点は中軸でしっかり
4回裏;9番重舛の犠牲フライで1点追加。3回4回とチャンスを確実にものに。
5回裏;先頭2番松本の二塁打の後3番戸井がサード強襲安打で無死1、3塁。4番内藤のタイムリー2塁打で二者生還。更に5番山村四球の後、6番の大城のライトへのスリーランで3点追加。犠打・犠飛も絡めてジリジリ手堅く点差を広げてきた中でのこの一発で流れは決したかにも見えた。更に二死後、9番重舛のレフトへのソロホームランで1点追加。この回一挙6点を追加。5回裏時点で9−0とリードを広げた。
先発したエース南澤は7回1安打7奪三振の完封。春季大会はメンバー登録を外れたがその後の地方遠征から徐々に投球回数を増やしこの試合は7回完投。球の力も増し奪った三振は7個を記録。調子は良くなかったとのコメントだったが完璧な投球で初戦を勝利に導いた。
今まで何試合も見させて頂いた個人的な思いとしては、春以降天理としては珍しい1年生のレギュラー起用がありながら、重要な夏の大会の初戦を3年生で全打点を上げて勝利したことがとても感慨深かったです。特に見事なホームランを記録した大城君、重舛君。選抜後1年生の加入で最も競争激化したといって良い外野陣の中で、最後の夏も一桁番号を勝ち取った二人のホームランには胸を打たれました。
次戦の3回戦は7/21(木)、郡山との対戦。天理–郡山といえば言わずと知れた奈良の伝統のカード、ここ近年は練習試合でも大戦を重ねており手の内知ったる両校。3回戦には勿体無い戦力充実のチーム同士の好勝負が期待されます。それでもやっぱり、だからこそ勝ってほしい!
初戦は両校エースが好投しましたが次戦は先発投手の行方にも注目です!