第104回全国高校野球選手権奈良大会準々決勝・成績
2022/7/23(土)
選手権奈良大会準々決勝@佐藤薬品スタジアム
奈良北
020 000 00 -2
001 200 51x-9
天理
※8回コールド
(奈)田中、山本、萩原、吉本、足立-梅木健
(天)中川、南澤-山村
二;今崎、榎本、梅木悠(奈)永井、松本(天)
試合内容
今大会初めて先制を許し序盤は苦しい立ち上がり。しかし今大会初先発の2年生中川が立ち直り打たれながらも粘投。打線は9安打に加え12四死球を選び粘り強く相手投手を攻めた。特に7回だけで2つの押し出しを含む4四死球を選ぶなど、打つだけではない打線の繋がりを見せ終わってみれば9-2。8回コールドで昨秋のリベンジを期する奈良北を下した。
2回表;無死から4番今崎、5番榎本の連続ツーベースで1点。更に一死3塁となってから7番梅木健のセンター前タイムリーで2点目。この試合奈良北が2点を先制。
3回裏;一死1塁から2番松本の右中間タイムリーツーベースで1点返す。
4回裏;一死満塁から9番山村レフト前タイムリーで1点。続く1番藤森押し出し四球で1点。この回2点を奪い天理勝ち越し。
7回裏;一死1、2塁から5番大谷センター前タイムリーで1点。一死満塁となってから7番大城押し出し四球。ここで奈良北は投手交代するも8番南澤も押し出し死球、続く9番山村サード内野安打、1番藤森押し出し死球。更に変わった投手が後続を抑えコールドは回避するも、この回一挙5点を追加。
8回裏;二死3塁から7番大城の左中間へのタイムリーで9点目。ここで7点差となり8回コールドで試合終了
先攻の奈良北に先制を許し追いかける展開の序盤。それでも3回4回で計3点を奪い1点リードで前半を折り返し、次の1点がどちらに入るかというところで天理が7回に追加点を奪う。その後は先述の通りこの7回だけで押し出し二つを選ぶなど3安打4四死球で一挙5得点し試合を決定づけた。7回は常に塁上を賑わせ相手投手大きなプレッシャーを与え自滅との見方もありますが、個人的にはなかなか多くはヒットが出ない展開の中で何が何でも塁に出る、次の打者に繋ぐという執念が現れた結果だったように感じました。打つだけではない”繋”の形を垣間見た攻撃でした。
次戦の準決勝、相手は高田商業です。夏は2年連続準決勝での対戦。天理は昨夏と昨秋、共に奈良大会準決勝で高田商業に敗れました。言わずもがな因縁の相手、これ以上同じ相手に苦杯を喫しない意味でも負けられない一戦となります。
その過去2戦を変に意識せず今まで通り投打に自分達の力を発揮できるかどうか。ここから先は勝利への気持ち、執念が差となって現れる部分もあるかと思います。だからこそ一戦必勝で。次も好勝負を、そして勝利を信じます!
※参考;ここまでの戦績
天理
2回戦 9−0関西中央(7c)
3回戦 10-1郡山(7c)
準々決勝 9-2奈良北(8c)
3試合 28得点/3失点
高田商業
2回戦 14-7高田(11)
3回戦 7-3法隆寺国際
準々決勝 3-0御所実業
3試合 24得点/10失点