第104回全国高校野球選手権奈良大会準決勝・成績
2022/7/26(火)
選手権奈良大会準決勝@佐藤薬品スタジアム
天理
141 100 0-7
000 000 0-0
高田商業
※7回コールド
(天)南澤-山村
(高)中村、鶴川内-北嶋
本;大城①(天)
三;松本、藤森(天)
二;大城(天)
試合内容
過去2回の負けを喫している因縁の高田商業とのリベンジマッチ。難敵相手に先攻を取るも初回先頭藤森の出塁から幸先よく先制し、以降は4回まで得点を重ね計7得点。投げてはエース南澤が完璧な投球で高田商業打線を完封。ストレート走りも良く高田商業に付け入る隙を与えず、3度目の正直で高田商業を7−0の7回コールドで下した。決勝進出決定と同時に過去の敗戦の悔しさ、イメージを払拭した価値ある一勝だった。
1回表;一死2、3塁から4番内藤のライトへの犠牲フライで1点先制。
2回表;ツーベースで出塁の大城を3塁に進め、一死3塁から8番南澤のレフト前タイムリーで1点。更にその後一死満塁としてから、2番松本の右中間への走者一掃タイムリースリーベースで3点追加。この回一挙4得点。
3回表;一死から6番大城のライトへのソロホームランで1点追加。大城は今大会2本目のホームラン。
4回表;スリーベースで出塁の藤森を3塁に置き、一死3塁から2番松本のレフトへの犠牲フライで1点追加。松本はこの試合4打点
7回裏;7−0とリードしての7回裏を南澤が三者凡退に抑え、7回コールドで試合終了
初回に先制点を挙げ以降4回まで毎回得点、序盤からチャンスを確実にものにし終始自分達の流れで試合を展開した。打のヒーローは4打点の2番の松本君、常に自分のスイングで勝負強い。しかし初回に内藤君が犠牲フライで先制点を叩き出し、3回は大城君が一発を放って試合の流れを完全に掴む等、チーム全体で繋ぎ得点を重ねる攻めで勝利をものにした。そしてエース南澤君の投球、ストレート変化球とも低めに集まり奪三振も5つ。今大会一番、圧巻の投球で流れを渡さずリベンジマッチを勝利へ導いた。点差が開いても攻守に丁寧さを欠かず、高田商業相手に”今度こそ”という執念も感じる完勝でした。両校本当にお疲れ様でした。
次はいよいよ決勝、相手は生駒高校です。生駒は準決勝で智辯学園を倒して決勝進出し、なんと春夏連続で智弁学園を倒しました。天理は春季大会準々決勝で生駒と対戦しその時は12−2のコールド勝ち。南澤君を見せなかった試合でしたが、この夏は準決勝の勝利で生駒も勢いに乗ります。振り切る打線は智辯学園戦で恐ろしい集中力と勝負強さを発揮しました。
泣いても笑っても奈良大会最後の試合。ここまで来たら実力以上に勝利、甲子園への気持ちが強い方が勝つでしょう。全試合コールドで勝ち進む天理ですが試合の内容は勝つごとに良くなっており、次の決勝も今まで通り自分達の力を発揮できれば勝てると信じてます。毎度のことですが次も一戦必勝、いつも通りのプレーができるか。
この世代最初で最後の奈良の頂点へ。夏のサトスタに紫色の歓喜の輪が広がることを信じ、祈り、次の試合も全力で応援します!夏の甲子園へ連れて行って!!
※参考;ここまでの戦績
天理
2回戦 9−0関西中央(7c)
3回戦 10-1郡山(7c)
準々決勝 9-2奈良北(8c)
準決勝 7-0高田商業(7c)
4試合 35得点/3失点
生駒
2回戦 7-2奈良
3回戦 7-0奈良女大付(7c)
準々決勝 5-4橿原(10)
準決勝 7-5智辯学園
4試合 26得点/11失点