現役世代

選手権奈良大会決勝・生駒戦

第104回全国高校野球選手権奈良大会決勝・成績

2022/7/28(木)
選手権奈良大会決勝@佐藤薬品スタジアム
生駒
000 000 000-0
325 630 20X-21
天理
(生)草野、浅田、神田ー安田、野村、岩岡
(天)南澤、北田、嶋川、中川、南澤-山村
本;松本②(天)
三;重舛、大城(天)野村(生)
二;山村、戸井、藤森、南澤、内藤(天)

試合内容

春季大会準々決勝の再戦。智辯学園を倒し勢いに乗る生駒と、全試合コールドと圧倒的な力で勝ち進む天理との対戦は、コロナという思わぬ敵によて万全での戦いを阻まれた。コロナ感染者や体調不良者が出たことにより主力を中心としたメンバーの大幅変更を余儀なくされた生駒高校。本来のチーム状況には程遠い中それでも最後まで戦い抜いた生駒、こちらも最後まで自分達の野球をやり抜いた天理高校。両校が力を出し切った104回目の夏の決勝戦となった。

1回裏;一死1、3塁から4番内藤の一塁内野安打で天理が1点先制。さらに二死1、2塁から6番山村の左中間へのタイムリーツーベースで2点追加。
2回裏;一死2塁から1番藤森ショートゴロエラーで1点追加。さらに二死2塁から3番戸井のレフト前タイムリーで1点追加。
3回裏;三つの四死球で無死満塁から8番南澤の犠牲フライで1点追加、送球エラーも絡み更に1点。続く9番重舛タイムリースリーベースで1点、1番藤森センター前タイムリーで1点。尚も一死1、2塁から3番戸井のレフトへのタイムリーツーベースで1点追加。この回計5点。
4回裏;一死1、2塁から1番藤森レフト線へのタイムリーツーベースで2点追加。続く2番松本にライトへのツーランホームランで2点追加。二死1塁から5番大城がライト線に落とすタイムリースリーベースで1点。続く6番山村ライト前タイムリーで1点。この回計6点。
5回裏;無視満塁から2番松本ライト前タイムリーで2点追加。続く3番戸井もレフト前タイムリーで1点追加。
7回裏;二死1塁から4番内藤の左中間へのタイムリーツーベースで1点追加。更に5番大城センター前タイムリーで1点追加。
9回表;最終回に再度マウンドに上がったエース南澤がランナーを出しながらも無失点に抑える。最後のバッターを三振に打ち取って試合終了。

今大会好調の天理打線が初回から積極的な攻撃を展開し、計23安打21得点。守っては4人の投手の継投で無失点無失策。21−0で勝利し優勝、5年ぶり29回目の夏の甲子園出場を決めました。
先述の通り生駒はベストな状況ではない中での決勝戦。しかし天理は手を抜くことなく最後まで自分達の繋ぐ野球を展開しました。そして戸井主将の呼び掛けで、優勝の瞬間は喜ぶことはせず静かに整列し試合終了。プレーと姿勢の双方で生駒への最大限の敬意と配慮を払ったその様子に、ファンとして改めて心打たれました。同時に最後の夏の試合でこのような状況になり、本当に辛い中にも関わらず最後まで戦い抜いた生駒高校にも敬意を表します。素晴らしい決勝戦、両校本当に本当にお疲れ様でした。

こんな選手たちだからこそこれからも応援していきたいのはもちろん、自分達で手にした夏の甲子園も存分に彼らの野球を展開し、楽しみ、彼らがこれまでの思いや感情を爆発されられる時が今度は来てほしいと切に思います。
優勝は紛れもない事実、天理高校優勝おめでとう。甲子園では自分達の目標・日本一に向け、これからも変わらず”繋”の野球で全国の強豪に立ち向かえ。
天理高校のこの夏が、どこよりも長い夏になることを願っています。

◆天理高校 奈良大会の戦績
2回戦 9−0関西中央(7c)
3回戦 10-1郡山(7c)
準々決勝 9-2奈良北(8c)
準決勝 7-0高田商業(7c)
決勝  21-0生駒
5試合 56得点/3失点

ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!