【3年生の執念、終盤の逆転】選手権奈良大会3回戦・大和広陵戦
第108回全国高校野球選手権奈良大会 3回戦・成績
2026/7/19(日)
選手権奈良大会3回戦@さとやくスタジアム
大和広陵
000 010 000-1
000 000 25X-7
天理
(大)片岡ー西前
(天)橋本、新井、長尾ー小澤
三;小澤、金本(天)
二;前田(天)大堀、北倉(大)
試合内容
5回裏;一死2塁で9番北倉右中間タイムリー二塁打、大和広陵先制。0-1
7回裏;二死1,3塁で2番田畑右前タイムリー、続く3番金本左前タイムリー。二死から2得点で天理勝ち越し。2-1
8回裏;一死1,2塁で8番小澤左中間へ2点タイムリー三塁打。一死1,3塁で1番永井右前タイムリー。さらに二死1,2塁で3番金本中越え2点タイムリー三塁打。この回打者一巡5得点。7-1
9回表;8回から登板のエース長尾が最終回を3人で締め試合終了。7-1
しぶとさと執念の光る逆転劇となった。1点のビハインドで迎えた終盤に一挙の逆転。3投手がリードを許す展開の中こちらも粘投で1失点。苦しい試合を終盤の逆転で勝利し、天理が準々決勝進出を決めた。
序盤から大和広陵先発片岡の投球に苦しめられ序盤5回を散発3安打で試合を折り返した。1点ビハインドで迎えた7回、先頭の代打山中の左前打からチャンスを作り、二死1,3塁として2番田畑、3番金本の連続タイムリー。1番永井からの三連打で2点を奪い逆転に成功。これで息を吹き返した天理打線は続く8回、先頭の5番前田の二塁打等でチャンスを作ると8番小澤、3番金本のタイムリー三塁打等長打攻勢で一挙5得点。7回・8回ともこの夏初めてとなる複数得点で試合を決めた。
投げては今夏初先発の左腕橋本が5回2安打1失点、打線が相手投手に苦しむ中でも安定感変わらない投球を続け次の1点を許さなかった。2番手新井も2回無失点の好投で味方の逆転を呼び込み。最後はエース長尾が3人目で登板、危なげない投球で一人のランナーも出さず試合を締めた。逆転した終盤まで相手の流れで試合が進む中、それでも崩れず耐え続けた粘りが光った。
春は永井・関村・小澤ら2年生の活発さも目立ったが、この苦しい試合をひっくり返したのは3年生の一打。7回は代打山中の安打から始まり田畑・金本のタイムリーで逆転。8回も前田の2塁打から始まり金本。終盤二死から3年生の執念ともいえる逆転劇。チームの形でもある継投でビハインドを耐え抜く中、春に爆発力を見せた打線がその力を発揮。終わってみれば12安打で7-1、しかし天理らしい粘り強さの勝利となった。
大和広陵は先発のエース片岡がコントロールを間違えない投球でコーナーを突き、緩急を巧みに交える主将捕手西前のリードとも相まって天理打線に的を絞らせず。6回までは攻略の兆しが見えない、そんな投球だった。打線も安打が出ない中で勝負強く、5回は四球と犠打から9番北倉がワンチャンスをものにし先制、中盤まで試合を優位に進めた。
2019年夏には打ち合いの末天理を下した大和広陵。一昨年の夏秋はベスト8、この世代も春は前年秋3位橿原学院を下した力のあるチーム。この試合の大半は大和広陵の流れで進んでいたと言って良い。次の1点が大和広陵に入れば勝敗は逆だったかもしれない、緊迫の試合だった。
次戦準々決勝は奈良商工との対戦が決定。奈良商工はここまで高取国際、磯城野を接戦で下し、3回戦磯城野は延長タイブレークを制してきた。天理はここまで2試合とも二桁安打、3回戦では打線のつながりも生まれ試合毎に打つ方も勢いも出てきた。安定感を見せる投手陣も大会後半を迎える中、次戦も打線の奮起に期待。目の前の一つ一つを確実に、やはり次戦も一戦必勝で臨みたい。
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