現役世代

【新たな姿で”つなぐ心ひとつに”】春季奈良大会3回戦・生駒戦

春季近畿地区高校野球大会奈良県予選 3回戦・成績

2023/5/3(祝水)
春季奈良大会3回戦@佐藤薬品スタジアム
生駒
000 01 -1
621 11X-11
天理
※5回コールド
(生)内海-谷口
(天)村上、麻田、嶋川-赤埴克、石黒
本;藤原①(天)
二;冨田、下林(天)

試合内容

1回裏;一死1、2塁から4番松本右前タイムリー、5番大谷右前タイムリー、6番冨田左越タイムリーツーベースと3連打で3点。続く7番下坊犠牲フライで1点、さらに二死満塁となり1番下林右前2点タイムリー。初回打者一巡の攻撃で一挙6点先制。6-0
2回裏;この回先頭の3番藤原がレフトへ豪快なソロホームラン。さらに二死満塁から8番村上の遊ゴロの間に1点。8-0
3回裏;二死2塁から4番松本の右前タイムリーで1点。9-0
4回裏;二死満塁から3番藤原の左前タイムリーで1点。10-0
5回表;二死1、2塁で2番草野の三ゴロを三塁松本が悪送球、生駒がしぶとく1点を返す。10-1
5回裏;一死1、2塁から8番石黒の左前タイムリーで1点。これで10点差となり5回コールドで試合終了。11-1

昨夏決勝とメモリアルゲームが今も語り草となっている両校がこの春も顔合わせ。”再々試合”となった3回戦は初回打者一巡の猛攻に始まり毎回の13安打11得点で天理が生駒を下した。
今日特に印象的だったのがスターティングメンバー。バッテリーと主将下林を除く6人が下級生、うち3人が1年生という布陣で試合が始まった。途中出場の捕手石黒を含め、一塁冨田、遊撃赤埴幸、中堅下坊と登録4人の1年生選手全員が早くも公式戦デビュー。凡退含め打撃の内容は上々で、特に6番に入った冨田は左打席から逆方向へのエンタイトルツーベースを含む3安打、石黒はコールドを決める一打を含む2安打2打点と結果を残し鮮烈なデビューを飾った。
クリーンナップは藤原、松本、大谷の2年生トリオで固めこの3人で計5打点。松本と大谷はそれぞれ初回にタイムリーでこの試合も先制に貢献し、チーム屈指の経験値を誇る二人の打撃には安定感すら感じられる。3番藤原は2回に左翼最深部に突き刺さる豪快な一発を放ち、出場機会がありながらあと一本出なかったこれまでの鬱憤を晴らす2安打2打点だった。
投げてはエース中川以外の三投手で試合を勝ちきり、特に昨秋我慢が続いた3年生嶋川が3人目できっちり締め”復活”。下級生や二桁番号の選手を積極起用しながらも相手を圧倒し、力強さに加え選手層の厚さ、今後の可能性を感じさせる一勝だった。
生駒も昨夏、思わぬ形ではあったが下級生で夏の大舞台を経験した選手たちが中心選手となり経験値は十分。敗れはしたが今後が楽しみなチーム。昨夏の試合が印象的だが今日見られたのは新たな側面・強さを見せた両チームだった。

次戦準々決勝は5/5(祝金)、奈良女大附との対戦が決定しました。今日のような新戦力の活躍やデビューが見られるのも春ならでは。次戦も選手起用とその活躍ぶりに注目です。新生天理で目指せ頂点!

ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!