現役世代

【繋がる打線と投手と】選手権奈良大会準々決勝・磯城野戦

第105回全国高校野球選手権記念奈良大会 準々決勝・成績

2023/7/23(日)
選手権奈良大会準々決勝@佐藤薬品スタジアム
天理
101 036-11
000 000-0
磯城野
※6回コールド
(天)麻田、嶋川-赤埴克、永野
(磯)巽-吉田
本;赤埴幸③(天)
二;赤松、赤埴克2、上田(天)河野(磯)

試合内容

1回表;無死2塁から2番赤埴克の左前タイムリーで1点。先頭打者から2者連続安打で天理先制。1−0
3回表;二死2、3塁から二ゴロエラーにより1得点。2-0
5回表;無死満塁から一ゴロエラーにより2得点、さらに一死1、3塁から6番木下の犠牲フライで1点。5-0
6回表;無死1、2塁から2番赤埴克のタイムリーツーベースで1点、続く3番大谷犠牲フライで1点、4番松本のタイムリー内野安打で1点。なおも二死1、2塁から7番赤埴幸にスリーランホームラン、この回一挙6得点。11−0
6回裏;この回から登板の嶋川が無失点に抑え6回コールドで試合終了。11−0

天理が初回いきなり打者二人で1点を先制。その後は静かな序盤となったが、打順三巡目に差し掛かった5回・6回で一気に畳み掛け、相手守備の乱れにも乗じて集中得点で試合を決めた。特に6回は4安打3四球で一挙の6得点。2番赤埴克タイムリーツーベース、3番大谷の犠牲フライ、4番松本のタイムリー、締めは注目の1年生赤埴幸のスリーランホームラン。投げては麻田-嶋川の継投で無失点に抑え、今大会初のコールド勝利でベスト4進出を決めた。
揃ってのスタメンに今日は揃って猛打賞の赤埴兄弟、2年生ながら経験十分のクリーンナップなど打つ方が注目されるが、今日は投手陣がエース中川抜きで無失点リレー。春季大会決勝で好投した2年生左腕麻田は今夏初先発ながらほぼ完璧な投球で流れを渡さず。この夏初登板の3年生右腕嶋川も試合経験十分とばかりに落ち着いた投球を披露し無失点リリーフ。今大会接戦続きだった天理がこの試合は投打に持ち味を発揮、力の差を見せつけた。

磯城野は先発のエース巽が序盤は天理打線を抑えるも三巡目からつかまり集中得点を許した。制球良く緩急駆使した投球で、序盤は天理打線に的を絞らせずフライの山を築いた。タイムリーエラーでの失点が惜しまれたが、気丈に投げ抜くエース兼主将の姿、そしてその周りのナインの雰囲気の良さが印象的だった。

次戦準決勝は高田商業との対戦が決定。夏の大会で3年連続、独自大会を含めると4年連続で準決勝での顔合わせとなった。
1年生から活躍する好打者東口もラストイヤーを迎え、今夏圧倒的な打力で勝ち上がる高田商業。113代では昨秋決勝で12−2と勝利したが、夏またしても立ちはだかる強敵に次はどのような戦いを見せるか。”負けられない、負けたくない”両校の対戦がこの夏も火蓋を切られることとなる。

ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!