現役世代

【立ちはだかる全国区】春季近畿大会準決勝・京都国際戦

春季近畿地区高校野球大会 準決勝・成績

2024/6/1(土)
春季近畿大会準決勝@明石トーカロ球場
天理
000 000 001-1
000 103 01X-5
京都国際
(天)下防、麻田ー石黒、永野
(京)中崎ー奥井

試合内容

4回裏;一死2,3塁から二ゴロの間に京都国際が1点先制。0-1
6回裏;一死2,3塁からスクイズ、3塁ランナー挟まれるもサード落球の間に1点、さらに二死2,3塁で7番長谷川右前2点タイムリー。0-4
8回裏;二死2塁で6番高岸左前タイムリー。0-5
9回表;二死1,3塁で5番大谷の遊ゴロ悪送球で1点。なおも二死満塁と攻め込むも7番安道三振で試合終了。京都国際中崎投手は9回4安打1失点完投。1-5

今春選抜出場校の京都国際との一戦となった近畿大会準決勝。京都国際のエース中崎が9回5安打1失点と天理打線に隙を与えず完投。打ってもランナーを確実に進めチャンスを作り、守備陣にプレッシャーを与えつつの着実な加点。選抜出場校の実力をいかんなく発揮した京都国際が天理を下し決勝進出を決めた。

京都国際先発中崎、天理先発下坊で始まった試合。静かな立ち上がりを見せたが4回裏に守備の乱れに乗じて京都国際が先制、6回裏も天理守備の乱れから加点しチャンス拡大、そこから2点タイムリーで流れをつかむと、8回にダメ押しの1点を加え突き放した。投げては京都国際中崎は安定したコントロールで無駄なランナーを許さず8回まで許したヒットは1本のみ、変化球に加えインコースを強気に突く投球で天理打線に的を絞らせなかった。
天理は先発下坊が粘り6回途中からエース麻田にリレーするも中盤以降突き放された。打線は序盤こそチャンスを作るも中崎の前に打たされる形が続き、初回以降は最終回まで無安打に抑えられ攻めの形を作らせてもらえず。優勝した13年前に続く決勝進出はならなかった。

決して多くはなかった四死球のランナーやわずかな守備の隙もを確実に活かす攻め、低く強い打球に徹したスイング。大きくは動きにくかった試合の流れの中で、タイムリーは2本ながらも相手を揺さぶる攻めで5得点。
天理としては自分たちがやりたい攻撃をされた形で流れを引き戻すには至らず。選抜後のU-18代表合宿にも選ばれた中崎投手の投球はさすがの一言で、天理藤原監督のコメント通り、この選抜出場・全国レベルの投手をいかに崩していくかが今後のポイントか。
しかしながら現時点で京都国際をはじめとした他府県上位校との公式戦での対戦が叶った経験は大きく、夏に向かうチームにとっての大きな経験となるでしょう。春季近畿大会、奈良大会、本当にお疲れさまでした。

今月6月が練習試合としてはラストスパートとなり、22日には夏の県大会の抽選会。近畿の頂点を目指して戦った今春の経験を糧に、夏に向けた最後のひと踏ん張り、ステップアップに期待です!

ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!