現役世代

【耐えて勝つ、手堅く勝つ】秋季近畿大会準々決勝・滋賀短大付戦

令和6年秋季近畿地区高校野球大会 準々決勝・成績

2024/10/26(日)
秋季近畿大会準々決勝@ほっともっとフィールド神戸
滋賀短大付
001 000 000-1
011 000 20X-4
天理
(滋)櫻本ー大窪
(天)下坊、伊藤ー石井
二;赤埴、永末(天)

試合内容

2回裏;一死2,3塁で7番本田の左犠飛で天理先制。1-0
3回表;二死1,3塁から5番峯左前タイムリーで滋賀短大付同点。1-1
3回裏;一死2,3塁で3番吉田の一ゴロの間に1点、天理勝ち越し。2-1
7回裏;一死2,3塁から2番永末左中間2点タイムリー2塁打。4-1
9回表;4回からリリーフの伊藤が最終回を締め試合終了。4-1

少ないヒットながら着実にチャンスをものにして加点、初戦に続き下坊・伊藤の継投で相手打線を1点に抑え、天理が準々決勝を突破した。
勝てば選抜当確の大一番。2回裏一死2,3塁から今秋初出場7番本田の左犠飛で1点先制。直後同点を許すも3回裏一死2,3塁で3番吉田の一ゴロですぐさま1点勝ち越し。以降は互いに0が並ぶ展開も7回裏1番赤埴の2塁打などで一死2,3塁として2番永末が左中間2点タイムリー2塁打でダメ押し、試合を決定づけた。
投げては今日もエース下坊から伊藤への継投で1失点。1失点ながら滋賀短大付打線に粘られた下坊を早くも3イニングでスイッチし、4回からのロングリリーフとなった伊藤が登板後無安打ピッチング。奈良大会準決勝智辯学園戦を思わせる気迫溢れる投球で相手打線の勢いを断ち切った。
滋賀短大付エース櫻本の前に5安打ながら再三得点圏に走者を進め、タイムリーがなくても着実に1点をもぎ取る手堅さ。投手も我慢強く投げ、拮抗した試合の中でも優位に試合を進める試合運び。藤原監督の采配と要所で力を発揮した選手の活躍がこの試合も噛み合い3年ぶりに秋季近畿大会準決勝進出、嬉しい選抜当確一番乗りを決めた。

滋賀短大付は狙い球を絞った攻撃で序盤3回までで5安打、天理エース下坊を攻め立てたがリリーフの伊藤の前に封じられた。エース櫻本は巧みな制球で天理打者を打たせて取り9回5安打4失点と粘投したが打線の援護を得られず。しかし強力打線を手玉に取るその投球はさながら1回戦履正社戦のそれ。打者も狙い球をシャープに仕留めるだけでなくミート重視で喰らいつくしぶとさ。同日大阪桐蔭を撃破した滋賀1位の滋賀学園とともに県勢のレベルの高さを感じさせる戦いを見せ、準々決勝敗退だが選抜に望みをつなぐ試合となった。

次戦準決勝は大阪学院大高(大阪3位)と東洋大姫路(兵庫1位)の勝者との対戦が控える。選抜当確とはなったがここからは相手も同じく選抜当確校、近畿地区の頂点に向けまた一段とレベルの上がる戦いに。しかし今日のような打てなくても負けない、攻守にバリエーションの多い今の野球はどことでも渡り合えるものになってきた。近畿の頂点そして全国、現実的になった甲子園を見据え更なる高みへ。ここからも一戦必勝で駆け上がれ!

 

ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!