令和6年秋季近畿地区高校野球大会 準決勝・成績
2024/11/3(日)
秋季近畿大会準決勝@ほっともっとフィールド神戸
天理
000 210 0-3
210 080 X-11
東洋大姫路
※7回コールド
(天)酒井、下坊、伊藤、下坊、橋本ー石井
(東)末永、阪下ー桒原
三;渡邉(東)
二;下坊、石井、吉田(天)見村、白鳥(東)
試合内容
1回裏;無死3塁からニゴロの間に1点先制、さらに二死1,3塁から6番白鳥右前タイムリー。0-2
2回裏;二死3塁で遊ゴロ失の間に1点。0-3
4回表;二死3塁で6番下坊左翼線タイムリー2塁打、続く7番石井も左越えタイムリー2塁打で2点返す。2-3
5回表;一死2塁から2番吉田左越えタイムリー2塁打で天理同点。3-3
5回裏;一死2塁で7番桒原中前タイムリーで勝ち越し。さらに二死満塁から2番伏見押し出し四球、3番見村中前2点タイムリー、4番木村右前タイムリー、四球を挟んで6番白鳥中越え走者一掃タイムリー2塁打。東洋大姫路この回一挙8点。3-11
7回表;先頭の8番代打本田が右前安打で出塁するも後続続かず、この回無得点で7回コールド。3-11
今大会投打に力を見せる兵庫1位東洋大姫路との近畿大会準決勝。ともに来春選抜を当確とした者同士の対決は初回から先制を許しながら中盤同点としたが、5回一挙8得点で突き放された。粘りたい終盤も相手エース阪下が反撃の流れを断ち、7回コールド3−11で準決勝敗退となった。
天理は初回二死1,3塁の先制機を逸した直後、1回裏先頭打者に三塁打を許し、次打者のニゴロで打者二人で先制を許し、初回2失点。2回もエラーで失点し0-3で迎えた4回裏に6番下坊、7番石井の2連続タイムリー2塁打で2点を返し反撃の狼煙、その後の5回には2番吉田のタイムリー2塁打で同点としたが、直後の5回裏に連続タイムリーと押し出し等で一挙8点を失った。
近畿大会初先発の酒井から下坊・伊藤・橋本と繋ぐも東洋大姫路の打線を止められず。しかし打つ方では長打に対し長打、中盤は打線の繋がりを発揮し3点差を同点とする粘り。東洋大姫路エース阪下を引き摺り出した攻勢は見事で奈良大会王者・今大会4強の意地、天理打線の力強さを見せた。
東洋大姫路は初回先頭渡邉の3塁打に始まり、この試合3本の長打を含む12安打で圧倒。新基準バットにおいても低く強いあたりで安打を重ね、要所では長打も放つ理想的な打撃力。今日先発の左腕末永に大会屈指の右腕エース阪下と左右の柱を揃えた投手陣も擁し、優勝候補の前評判通りこの試合も力を発揮し決勝進出を決めた。
天理としては力を見せつけられる形となったが、近畿屈指の打線と投手を相手にした経験、この次第で見られた課題等来春選抜を当確とした中でも同時に成長の糧も得られた試合となったはず。この試合は悔しい結果となったが目指し続けた甲子園の舞台を確実なものとし、来春に向けて足をためる冬となるか。
しかし今夏の悔しい敗戦から、秋の奈良大会で優勝を果たし、近畿大会でも価値ある2勝。投守で粘り強く堅く抑え、攻めてはシャープな打撃と着実な進塁、新たな天理野球のスタイルを確立しつつ念願の聖地を当確とする立派な戦いぶりでした。
今秋も熱い戦いをありがとう、本当にお疲れ様でした!