現役世代

【祝卒業!】天理野球部114代の戦い

天理高校野球部114代 公式戦戦績(2023年9月〜2024年7月)

秋季近畿地区大会奈良予選 2023年9月

2回戦 19-6郡山(7c)
3回戦 13-3香芝
準々決勝1-2奈良大附

春季近畿地区大会奈良予選 2024年4〜5月

2回戦   6-1法隆寺国際
3回戦  15-2高田商業(7c)
準々決勝8-2智辯学園
準決勝 8-1郡山(8c)
決勝   18-6橿原
※13年ぶり24回目優勝

春季近畿地区大会 2024年5〜6月

1回戦  11-0社
準決勝 1-5京都国際

第106回全国高校野球選手権奈良県大会 2024年7月

2回戦   4-0畝傍
3回戦 7-0帝塚山(8c)
準々決勝2-5智辯学園

2022年夏の甲子園を経験した松本・大谷を中心に、前チームからの公式戦経験者を数多く擁した”勝負の世代”。投打に柱を揃え確かな力を持ったチームだった。
前年夏高田商業に敗れ準決勝敗退となった悔しさを胸に2023年9月に新チームがスタート。迎えた春季奈良大会2・3回戦を猛打で勝ち進むも準々決勝で奈良大附に惜敗。4年振りに秋の近畿大会出場を逃し、あまりに早い秋の終幕の悔しさを胸に長い冬を過ごした。
迎えた2024年は藤原新監督の元持ち前の実力の高さに緻密な采配がミックスされ、春季奈良大会を全試合5点差以上をつけ優勝。準決勝では前年夏甲子園出場の智辯学園に8−2と快勝し、13年ぶりに春季近畿大会の扉をこじ開けた戦いは印象的だった。春季近畿大会では前チームが選抜をかけた秋近畿で敗れた社との1回戦を圧勝でリベンジするも、準決勝では選抜出場校で後にこの年の夏の甲子園を優勝する京都国際に1−5で敗退。秋の悔しさを晴らすかの如くの快進撃と、同時に全国レベルを間近に感じた収穫の春となった。
春の王者として満を辞して臨んだ選手権奈良大会。2・3回戦は零封で勝ち進むも準々決勝で早くもあい見えた宿命のライバル智辯学園に2−5で敗退。悔しくも春のリベンジを果たされる形となり、夏は準々決勝で114代の戦いが幕を閉じた。

松本大谷の注目度は高かったが、気づけば彼らだけでなく役者は揃っていった。前チームから厳しい場面を何度も投げきりマウンド度胸抜群のエース麻田。ラストイヤーの春に頭角を表し攻守に欠かせない存在となった藤澤・川村らをはじめ、松本や大谷の中軸のマークが一段と激しくなった春以降でも勝利を重ね続けたのはその周りの選手らの活躍あってのものだった。それだけでなく、今115代で中心的存在であるダブルキャプテンの永末・赤埴に下坊・伊藤・冨田といった選手らも周りを固め、114代の戦いや姿、悔しさを見た選手らがついに今春の選抜を掴んだ。結果的に甲子園出場を果たすことはできなかったが、常に奈良の優勝候補筆頭の存在であったその存在が後輩らに残したものは大きく確かだ。往年の”打棒天理”復活を感じさせる高い実力に新基準バットを感じさせない強打、実力者たちが最後の夏に向け段々と一丸になっていくその姿、ファンとしてもロマンを感じる世代でした。

天理114代、卒業おめでとう。そして沢山の感動をありがとう。
これからも君たちを、そして天理高校野球部を引き続き応援させていただきます!

ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!