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【あと一歩、あと一球の質と差】秋季近畿大会準々決勝・大阪桐蔭戦

令和7年秋季近畿大会 準々決勝・成績

2025/10/26(日)
秋季近畿大会準々決勝@さとやくスタジアム
天理
000 000  -0
503 002X-10
大阪桐蔭
※6回コールド
(天)長尾、岡田、橋本ー國廣
(大)川本ー藤田
本;藤田②(大)
三;中島(大)
二;内海(大)

試合内容

1回表;2番田畑、3番前田の連打で一死1,3塁とするも後続が併殺打に倒れ無得点。0-0
1回裏;二死満塁から暴投で大阪桐蔭先制。更に7番黒川右前2点タイムリー、8番中島左中間2点タイムリー三塁打。0-5
2回表;四球と相手失策で一死1,3塁とするも後続が併殺打で無得点。0-5
3回裏;一死2,3塁から暴投で追加点、更に二死3塁から1番藤田左中間2点本塁打。0-8
6回裏;無死1,3塁から一塁牽制の間に三塁走者生還。さらに一死満塁から8番中島中犠飛で追加点。点差によりコールド成立、0-10

近畿大会で選抜をかけ幾度となく対戦を重ねた両雄がこの秋も準々決勝の大一番で激突。奈良2位vs大阪1位の対戦は、大阪桐蔭が力と質の差を見せつける形で、10-0、6回コールドで天理を下した。
先攻を取った天理が初回一死1,3塁と先制機を作るも無得点。その裏大阪桐蔭が天理エース長尾を攻め立て、二死満塁から暴投で先制すると7番黒川・8番中島が続き初回一挙5得点で試合を優位に進める。3回裏には1番藤田に豪快なツーランも飛び出し3得点、6回裏にも2得点をきっちり取り切り、10-0と6回コールドの圧倒。投げても桐蔭先発川本が6回2安打完封。序盤は支給や失策でピンチを招くも尻上がりに調子を上げ天理の反撃を許さなかった。
四死球や失策は必ず得点につなげる。初回2番中西13球の粘りのあとの四球に象徴されるように好球見極め相手投手に対し粘り喰らいつく執念。初回は二死2ストライクまで追い込まれながら暴投先制をきっかけに一挙のビッグイニング。一球、ワンプレーの隙のなさを、この力以上に、戦力差以上に点差を広げていく試合運びは圧巻であった。
天理は初回、2回と一死1,3塁を作るもそれぞれ併殺打で好機を逸し、次なるチャンスを迎える前に点差を離され苦しい試合運びとなった。安打は初回のみ、守りに悔やまれるミスも生まれ、立ち直る川本から得点を奪うことかなわず。ワンチャンスをものにして守り切るこの秋の戦いを発揮できず無念のコールド敗退となった。
選考会まで可能性はゼロではないものの、一球・一死・ワンプレーの厳しさを受け、究極の守り勝つ野球にさらに磨きをかける冬としたい。ここから春に向けての立て直しが伸びしろ。まずは2025年秋の戦い、本当にお疲れ様でした。

ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!