春季近畿地区高校野球大会奈良県予選 準々決勝・成績
2024/5/6(月祝)
春季奈良大会準々決勝＠佐藤薬品スタジアム
天理
000 006 020－8
010 000 100－2
智辯学園
（天）下坊ー豊田
（智）浅井、北瀬、杉本、高井ー佐坂
三；赤埴（天）
二；赤埴２、松本（天）佐坂、高橋響（智）
試合内容
2回裏；一死1，3塁から8番西川遊ゴロ併殺崩れの間に1点、智辯学園が先制。0-1
6回表；一死2，3塁で6番下坊中前タイムリー、続く7番冨田左前タイムリーで逆転。なおも一死満塁から9番豊田遊ゴロの間に1点。さらに二死満塁として2番赤埴左中間走者一掃タイムリー3塁打。この回一挙6得点で天理逆転。6-1
7回裏；無死3塁から6番近藤遊ゴロの間に1点返す。6-2
8回表；二死1塁から2番赤埴タイムリー2塁打、続く3番永末左前タイムリーでこの回2点追加。8-2
9回表；二死満塁とされるも最後の打者を遊ゴロに打ち取り試合終了。2年生下坊が完投勝利。8-2
昨年春季大会決勝以来となる強豪対決が今春は準々決勝で早くも実現。夏のシード権をかけた一戦は天理が中盤一挙の逆転で快勝、昨春のリベンジを果たした。
2回裏に先制を許した後ランナーを出すも得点できず前半終了。グラウンド整備直後の6回表、4番松本の二塁打などでチャンスを作ると、先発下坊が自らのバットで同点打、その後冨田、豊田と続き締めは2番赤埴の走者一掃タイムリー。打者一巡の集中打で一挙6点を取り試合の流れを掴んだ。7回裏に1点返された直後の8回表にも連続タイムリーで2点を追加。先発全員安打の15安打8得点で智辯学園を退けた。
投げては公式戦初先発の2年生下坊が打たせて取る丁寧な投球で智辯学園打線に的を絞らせず、被タイムリー無しの5安打2失点完投勝利。バックの堅守も盛り立て昨夏代表校相手に大きな一勝を挙げた。
準々決勝という早いタイミングで実現した強豪対決、直近の公式戦では敗れていた智辯学園を相手に逆転勝ち、終わってみれば8-2と快勝で準決勝進出＆夏のシード獲得となった。
特筆は強打智辯打線を2失点に抑えた下坊、サイクル安打目前の4安打4打点で試合を決めた赤埴の両2年生の活躍。しかしその他の2年生、また打線の核を務め6回逆転のきっかけを作った主将松本含む3年生の存在は欠かせず、今日は2年生がスタメンの大半を占める中でも上級生・下級生がしっかりかみ合った。今夏だけでなく今秋以降に期待を持たせる戦いでした、まずは何としても今夏の甲子園へ…
次戦の準決勝は5/11郡山との対戦が決定。またもや名門との対戦となりますが、ここまで来たら12年ぶりの春季大会優勝、久しく遠ざかった春の近畿大会出場へ。松本主将も言葉にしていた春の近畿大会優勝まで突っ走ってもらいたいです！
