現役世代

【勝ち切る執念】選手権奈良大会3回戦・帝塚山戦

第106回全国高校野球選手権奈良大会 3回戦・成績

2024/7/21(日)
選手権奈良大会3回戦@さとやくスタジアム
帝塚山
000 000 00-0
003 021 01-7
天理
(帝)岡崎、江村ー坪内
(天)木ノ下、松本、下坊ー豊田

試合内容

3回裏;一死1,3塁から相手牽制悪送球で先制、さらに5番大谷の中前タイムリーとワイルドピッチで天理が3点を先制。3-0
5回裏;一死満塁から押し出し死球と3番永末右前タイムリーで2点追加。5-0
6回裏;一死満塁から1番藤原が押し出し四球を選び追加点。6-0
8回裏;一死満塁から2番赤埴が押し出し四球を選び追加点。7点差となりコールドゲームで試合終了。7-0

帝塚山エース岡崎に苦しみながらも天理が3回戦を突破し準々決勝進出を決めた。3回に5番大谷のタイムリーや相手失策などで3点を先制。5回にも押し出しと3番永末のタイムリーで2点を追加し大勢を決すると、先発木ノ下から主将松本、2年生下坊の3投手のリレーで無失点に抑え、最後はコールドで締めた。
帝塚山岡崎の前にヒットは7本で長打なし。再三のチャンスにあと一本を抑えられ粘られたが、制球の定まらないところをしっかり見極め17四死球。タイムリーは2本のみだったが押し出しなども含め着実にリードを広げた。なかなか本来の打球を打たせてもらえない中でもでたランナーを動かし今日は機動力で打開、初戦から硬軟織り交ぜた攻めで状況を切り開くその野球スタイルは春以降新しい天理のスタイルとして定着しつつある。
投げては先発木ノ下が5回を2安打無失点。やや相手に流れがいきそうなところでリレーした主将松本が2回5奪三振無失点で流れを断ち切ると、3人目は下坊に繋ぎこの試合も無失点で勝利を収めた。打つ方がまだ夏は殻を破れない感がある中で、投手の方は複数枚を起用し2試合連続無失点。この試合は無失策で”守りの天理”を体現した。

帝塚山は右アンダースローのエース岡崎が天理打線を苦しめた。独特の軌道に加えて積極的なインコース攻めで打球を積まらせ、初回からピンチを背負うも最小失点に抑え続けた。四死球でランナーをため、押し出しも出てしまったことでリードを許してしまったが、要所でコースに決める投球とバックの守りで粘り強く最後まで食らいついた。

次戦準々決勝は智辯学園との対戦が決定。宿命のライバル対決は今春準々決勝に続く顔合わせだが、夏に限れば2018年以来6年ぶり。昨夏覇者と今春覇者の意地と意地、どんな形であれ勝ってくれ。早くも訪れる今夏の山場を乗り越え聖地へ突き進め!

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kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!