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【宿命対決、二日に渡る頂上決戦】秋季奈良大会決勝・智辯学園戦

令和7年秋季近畿大会奈良県予選 決勝・成績

2025/10/5(土),10/7(火)
秋季奈良大会決勝@さとやくスタジアム
智辯学園
000 011 020-4
010 100 100-3
天理
(智)杉本ー角谷
(天)長尾ー國廣
本;杉本①・②(智)
二;福本(天)太田(智)

試合内容

2回裏;一死1,3塁で8番福本左中間タイムリー2塁打、天理先制。1-0
4回裏;一死1,3塁で9番関村中犠飛で追加点。2-0
5回表;一死1,3塁から4番逢坂中犠飛。2-1
6回表;二死走者なしから9番杉本右越えソロ本塁打。2−2
〜6回裏終了時点で継続試合決定、10/7(火)に7回表から再開〜
8回表;一死1塁で9番杉本が2打席連続となる右越え2点本塁打、智辯学園逆転。3−4
9回裏;2番前田から始まる攻撃も三者凡退に抑えられ試合終了。3−4

雨中の中行われた奈良決勝は6回終了2−2同点のところで継続試合が決定。中1日明けて7回表から再開される異例の展開に。
前半6回は雨中の熱戦、天理が2回に雨で制球定まらない杉本の乱れにつけ込み、2番福本のタイムリー二塁打で先制。4回裏にも1,3塁で9番関村の犠飛で追加点、2点リードを奪い優位に。しかしその直後5回表に智辯学園が4番逢坂の犠飛で1点差とすると、続く6回表には9番エース杉本のソロで同点。その裏の天理は無得点に終わり、この時点で継続試合が決定する。
再開後に先に点を奪ったのは天理、7回裏二死から満塁として6番中西の中前タイムリーで再度リード。しかしまたしても直後8回表に智辯学園が9番杉本の2打席連続弾となる2点本塁打で逆転。杉本はその1点のリードを守り切り、天理の追撃を許さず試合終了。天理長尾、智辯学園杉本の両エースが投げ合うがっぷり四つの決勝戦。取っては取られ、リードをしては追いつかれる。共に近畿大会が決まっていることなど関係ないような意地と意地のぶつかり合い。拮抗したシーソーゲームを智辯学園が制し、2年ぶりに秋の奈良県頂点に立った。
天理は2回に先制、5回に追加点を奪い天候・コンディションの優れない中もしぶとく攻め、継続試合の7回も二死から満塁としてリードも奪ったが、要所に優れた杉本の投球と打っても2本の本塁打に沈んだ。悔やまれるはこの2本の本塁打と、先制の2回・追加点の7回をもう一押し攻めたかった点か。しかし守り勝つ野球の身上の通りこの試合ノーエラー、智辯学園の強力打線とプロ注目エースを相手取っても1点差で喰らいついた。

最大のライバルに惜しくもリベンジを果たされる形となったが、奈良県2位として同じくさとやくスタジアムで開催される近畿大会への2年連続出場は決定。毎年激戦の秋季近畿大会は今年も1位校だけでなく2位・3位校にも実力校が並ぶ。2位出場ということで選抜出場のためには2勝が最低条件となるが、奈良大会で見せた”究極の守り勝つ野球”安定の投・堅実の守・勝負強い打を発揮してしぶとく勝ち抜きたい。
秋季近畿大会は組み合わせ抽選10/14(火)、大会期間は10/18(土)〜11/2(日)で開催される。


ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!