第108回全国高校野球選手権大会 2回戦・成績

2025/8/10(月)
選手権大会2回戦@阪神甲子園球場
天理
000 104 101-7
000 000 020-2
福山
(天)長尾ー小澤
(福)來山、岩本、板垣、岩本ー松井
本;金本①(天)
二;関村(天)早川、岩本(福)

試合内容

4回表;この回先頭の4番金本が初球を捉え左越えソロ本塁打。天理1点を先制。1-0
6回表;一死2,3塁で7番大塚右前2点タイムリー。二死1,3塁で1番山中左前タイムリー、さらに二死満塁で3番永井タイムリー内野安打。この回4点追加。5-0
7回表;無死2塁で6番前田中前タイムリー。6-0
8回裏;二死1,2塁で4番岩本左越え2点タイムリー2塁打。6-2
9回表;一死2塁で8番小澤左前タイムリー。7-2
9回裏;先発のエース長尾が最終回を無失点に抑え試合終了。長尾9回13奪三振完投。7-2

”聖地に旬風、巻き起こる”
緊迫の序盤に先制の一発で先制、中盤集中打で突き放し最終回にダメ押し。エース長尾は9回2失点の力投で主導権を渡さず。天理が7-2で勝利し2回戦突破、4年ぶりの甲子園での勝利と夏9年ぶりの3回戦進出を決めた。

初回から塁上をにぎわすも福山先発來山の前に決定打の出ない天理だったが、4回表に先頭の4番金本が初球を捉えレフトスタンドにソロホームラン。主将の一発で先制点を挙げ主導権を握った。福山來山・天理長尾両投手の好投と堅守で前半5回を1-0で折り返す。
6回表に次に試合を動かしたのは天理。四球と振り逃げに犠打で一死2,3塁とすると、継投した福山二番手岩本から7番大塚が片手一本でしぶとく右前に打ち返す2点タイムリーで待望の追加点。その後二死1,3塁として1番山中の左前タイムリー、さらに連打で満塁として3番永井の内野安打で1点。この回打者一巡の猛攻で一挙4点を挙げ、大きな中押しで流れを完全に掴む。継投で流れを切ろうとする福山に対してさらに攻撃は続き、7回には6番前田のタイムリー、2点返された9回表には8番小澤のタイムリーで突き放し。終わってみれば先発全員安打12安打で7得点、先制・中押し・ダメ押しの奈良大会で見せた攻撃展開を甲子園でも発揮した。
投げては先発エース長尾が奈良大会決勝に続く9回完投。守り合いの序盤もストライク先行で崩れず圧巻の投球で凌ぎ続け流れを渡さなかった。8回裏に2点こそ返されるも、福山打線から13の奪三振を奪い7安打2失点の完投勝利。守っては二遊間が球際強く再三の堅守で盛り立て、2年生捕手小澤は持ち前の強肩で二塁走者を刺殺する等、守りでピンチの芽を摘み流れを引き寄せるという場面が幾度もあった。文字通り投手を中心とした守りで相手に流れを渡さず攻撃のリズムにつなげた。

福山は先発來山の粘投と堅守でプラン通りの接戦で天理に食らいついたが主導権を引き戻せず。中盤以降突き放され力尽きた。しかし前半5回は互角の戦いを見せ、際立ったのは堅守。内外野ともに球際に強く、とらえたヒット性の当たりを何本もアウトにした。ピンチの場面も打たせて取る形で最少失点に抑え押し切らせない。初出場であることなど全く感じさせない攻守に鍛えられたチームだった。

投手を中心とした守り勝つ野球、攻撃の展開、攻守ともに自分たちの形でつかんだ勝利。天理116代の色・野球を存分に展開した会心の勝利だ。2022年夏以来4年ぶりとなる聖地の白星で、節目の甲子園夏50勝・春夏通算80勝を挙げた。
藤原監督就任後の甲子園初勝利、昨年春夏とも勝ち切ることのできなかった天理だったが殻を破った印象。重い扉を開け、ここから守り勝つ新生天理の新たなスタートとなるか。まずは初戦突破おめでとう!
次戦3回戦は高川学園(山口)との対戦が決定。高川学園は昨年夏・今年春に続く3季連続の甲子園、投打に軸を要し経験豊富なチームでこちらも初戦高岡商戦を7-1と快勝で勝ち上がった。天理は初戦で展開した自分たちのリズムを崩さず、豊富な投手陣のバリエーションを生かした継投という持ち味も次戦は発揮したいところ。初戦の勝利を自信に変え、次戦も一戦必勝で臨みたい。

 

ABOUT ME
kosuke@天理野球部応援
新潟出身東京在住。2004年〜天理高校ファン。高校野球は地元新潟県勢と天理高校を応援してます。生きてるうちに天理高校と新潟県勢の全国制覇が見たい!